雲外蒼天~特別支援教育とアクティブラーニング

雲外蒼天~特別支援教育とアクティブラーニング~

実践や経験をストーリーで語ってリフレクションし、自分の強みを探り、それと自分の考え方などを関連させながら次の一手を打つためのブログ

優しさ

一週間ぶりの学校です。

今日は早めに学校へ向かいました。
それは、周りの先生方にお礼を言うため。
インフルエンザには、私を合わせて3人の先生が同時に罹患していました。ただでさえ人員が足りないのに、3人も同時に何日も休んだのですから、そりゃ大変だったと思います。

特にジャム学級は学級の時間割と交流学級の時間割を見比べながら一人づつ自習計画をたてなければいけません。たくさんの方に迷惑がかかったはずです。

本当は、職員一人一人にお礼を言わなきゃならないのでしょうが、朝の時間は限られているし、教室にも行かないといけませんでしたので、直接関係ありそうな管理職の生生、教務主任の生生、交流学級の先生方、支援学級の先生方、養護の先生、委員会の先生、SSWの皆様にお詫びを申し上げました。

 

 「先週は休んでしまい、大変申し訳ありませんでした。ジャム学級のことをいろいろ配慮してくれてありがとうございました。」

お詫びを言い終えた私は、道具を持って教室に行こうとしました。すると、

「ジャム先生、もう大丈夫なんですか?」

声をかけてきたのは、初任者指導の先生でした。交流の学年でもないし、職員室の席も遠いので、あまり話したことのない先生です。

「あ、はい、お陰様で、もうすっかり良くなりました。ご迷惑をおかけしました。」
「そうですか、それは良かった。」

わざわざ、私に声をかけて頂き、体を気遣ってくれるなんて。。。
その後、子どもたちの様子を伝えに保健室に行くと、そこには事務の先生がいました。

事「ジャム先生、もう大丈夫?」
ジ「もう大丈夫ですよ。」
事「なんか、まだ治ってないっちゃない?」
養「無理しない方がいいですよ」
ジ「いや、本当に治ってますよ」
事「だってなんかいつより厚着しとーよ」
養「そうですよね」
ジ「いや、いつもこんな感じですって!」

灯油をつぎに倉庫に行けば、用務の先生が、
用「あ、先生、もういいんですか?」
ジ「もう大丈夫よ。ごめんね、迷惑かけちゃって」

事務室に行けば事務補助の先生が、
補「先生、きつかったろー」
ジ「はい、熱よりも、腹痛がひどかったです。」
補「前の日痛そうにしてたもんねー」

想像以上にたくさんの方に声をかけて頂きました。本当にありがたいです。そして、温かい学校です。

一方、子どもたちはと言えば・・・
レモ「先生、きいてー、あのねー、俺ねー」
イチ「俺、遊びに行ってきまーす」

なんと、先週のことなんか、無かったことのように「いつもどおり」でした。まあ、これはこれで彼らなりの優しさなんですよね。だって、いつもどおり元気にいるってことが何よりの幸せなのですから。