何に困っているのか
どのクラスにも気になる子はいます。
私は、放課後になったら毎日必ずすることがあります。それは、その日の学級の様子を周りの先生に話すということです。それは、良い様子も悪い様子も含めて話します。すると、相手の先生も、自分のクラスの様子を話してくれます。
相手の先生とは、「なぜだろう?」と話し合います。
「なぜ、このような行動をするのか。」
「なぜ、行動に変化が起こったのか。」
気になる子の背景は様々です。
お互いに話しながら原因を探っていきます。原因が分かるときもあれば、分からない時もありますが、とにかく「なぜ?」と考えます。
その時に考える視点となるものは、「その子は何に困っているのか?」です。
それは、教科書の字の大きさだったり、指示の不明確さだったり、急な変更だったり・・・これも様々です。
今日あった素晴らしいことも「なぜ?」と問う
そして、同じ様に今日あった素晴らしいことも話し合います。このときも「なぜ?」と考えます。
教師が上手くいかないことの不平不満をいうよりも、この方がお互いに学びがあり、とても有意義な時間を過ごせます。
因みに、ジャム学級においても「なぜだろう?」「どうしたらいい?」をよく問いかけます。子どもたち同士も同じ様に聞き合って、学び合って成長しているのだと感じています。