まずはやってみる、という素晴らしさ。
ジャム学級の通信は、フルカラーズと言います。
フルカラーズは、ジャム学級の子どもたちのみならず、管理職や交流学級の担任、専科、事務や用務、SSW、養護の先生など幅広く配布しております。それは、ジャム学級の子どもたちが、いろいろな人とかかわりながら共に成長している姿を、保護者だけでなく、職員にも広く知って頂きたいからです。
フルカラーズは、交流学級の子どもたちにもジャム学級の様子が伝わるように教室に掲示されていたり、朝の会で、フルカラーズの読み聞かせをしてくれたりしています。フルカラーズを読んで、子どもたちに声をかけてくれる職員もいます。本当にありがたい話です。
そんな中、ちょくちょく私に感想をくれる方がいます。
養護の先生です。子どもたちも、色々な場面で保健室によくお世話になるので、フルカラーズの内容の事でしばしば情報交換します。私よりも断然若いのですが、私が見とれていない部分もよく観察されていて、大変お世話になっています。
その養護の先生は、定期的に保健便りを発行しています。内容は、もちろん、保健の話です。最近だと、うがいや手洗い、インフルエンザの話など。そのお便りの中に、毎回小さなコーナーが設けられています。養護の先生の一言コーナーです。そのコーナーの事が、私は気になっていました。ある日、そのコーナーの事を聞いてみることにしました。
ジ「保健便りの一言コーナーって、毎回面白いことが書いてあるよね。もっとお便りの前面に出てもいいんじゃない?」
養「いや、保健便りってこんな風に書かないといけないのかなーと思ったりして、なかなか大きく書けないんですよ。」
ジ「保健の知識も知りたいだろうけど、保健室で最近どんなことがあったのかって様子が分かると先生らしさが伝わると思うよ。」
養「なるほど、そうですね。」
ジ「いっそのこと、保健便りの名前自体をあのコーナーの名前にして、記事をもっと大きく書いてみるとか!」
養「名前ですか?そんなこと考えたこともありませんでした。今は年度途中だから変えられないですけど・・・、考えてみます。」
そして、本日、保健便りが発行された。
A4表は普通の保健便り、しかし、裏は全てが一言コーナーの記事に拡大されていた。
内容は、保健委員会が、委員会の活動の様子をビデオ撮影して作品を作ったことの一部始終。失敗したり話し合ったりしながら全員で一つの作品を作ったことの素晴らしさが書いてあった。私は、すぐにその先生に感想を伝えた。
ジ「今日のお便りのあのコーナーの記事、とっても良かったねー」
養「そうですか!あれから考えてみて、頑張って作ってみました。良かったです。」
一言コーナーの件は、少し話しただけなのに、次の号で行動を起こすなんて。。
若い先生のエネルギーって素晴らしいですね。理屈ばっかり言って、やらない言い訳をするのではなく、まずはやってみる。これが、成長の第一歩なのでしょうね。
見習いたいものです。