雲外蒼天~特別支援教育とアクティブラーニング

雲外蒼天~特別支援教育とアクティブラーニング~

実践や経験をストーリーで語ってリフレクションし、自分の強みを探り、それと自分の考え方などを関連させながら次の一手を打つためのブログ

交流のススメ

先週は、リンくん、モモさん、ブド-くん、レモくんの4人が二泊三日の自然教室でした。私も担任として引率するため、その間、イチくん、バナくんは自習となります。3日間の自習をどうするか。隣の支援学級の先生に見てもらったとしても、3日は大変です。そこで、交流学級の先生方に、3日間、交流する時間を増やしてしくれないかとお願いに行きました。この時点で私の頭の中は、音楽や図工でというつもりでした。


ところが、交流級の先生の返事は、「いや、それだったら、国語や算数でも交流で来てもらっていいですよ。」「えっ?いいの?」「ええ、課題をもたせてくれば一緒にやりますよ。」何とありがたいことだ。そこで、私は思い切って、「授業の負担にならない程度でいいから、子供同士のかかわりで課題を解決させたい」と思いを話すと、快く引き受けてくれました。


さて、自然教室から帰ってきて、三日間どうだったか話を聞くと、その子がお金の課題をやっていると、一緒にお金のつかみ取りをして課題をやっている子どもがいた、とのこと。「いや、僕は特に何もやってないんですけどね?。」
きっと、その先生は、何もやらないことで、子供同士がかかわる機会をつくり、そして、その行動や状況を認めたのでしょう。それには、少なからず負担があったはずです。今朝、イチくんにどうだったか聞いてみると、
「あんね、○○君んがね、○○してね、、、、」
聞くのが野暮でした。


この課題にチャレンジしてくれた先生方、交流の子供たち、そして、私のクラスの6年生たち、みんなに心から感謝したいです。子供たちの未来に光が射し込むような清々しい気持ちになりました。今週の修学旅行が楽しみです。(欲を言えば、私の体調が回復して欲しいです。)