雲外蒼天~特別支援教育とアクティブラーニング

雲外蒼天~特別支援教育とアクティブラーニング~

実践や経験をストーリーで語ってリフレクションし、自分の強みを探り、それと自分の考え方などを関連させながら次の一手を打つためのブログ

机運びで、一喜一憂

今日は、読書ボランティアさんが読み聞かせに来る日でした。私のクラスでは、朝の会後、机を後ろに下げ、前に集まって読み聞かせを聞きます。いつも通り読み聞かせを聞き終わり、挨拶をすると、私のクラスではあるイベントが起こります。
「さぁ、始めようか!」
何をするのかというと、机を元の場所に戻して、座るまでのタイムを計るのです。現在の記録39秒。ただ運ぶのではなく、「思いやり」を持って机を運びます。私がタイマーを用意している間、子どもたちは、記録更新のための配置を考え、話し合いながら位置に着きます。この日は、気合いが入っていました。
ヨーイ、スタート!
静かにキビキビと子どもたちは動きます。みんな自分の机だけを運ぶだけではダメだということはよーくわかっています。どこを手伝うかを判断し、さっと動きます。全員が自分の席に座ったら、終了です。
カチッ
タイマーはみんなに見えないようになっています。
記録、、、、、、28秒!
「やったー!」「イェーイ」
タイマーの数字を見て、記録が大幅更新と分かり、割れんばかりの歓声が上がりました。

と、ここまでの流れ、はたから見ると「何それ?」って感じでしょうが、クラスにとって、とても大切なチャレンジなのです。こういった小さなチャレンジの積み重ねによってクラスの様々な力を育てていっています。

机を運ぶだけで、一喜一憂できるクラス。楽しいですよ。